予告したネタから【K-MP118N/P-MP118N】

Bus
【本記事は旧ブログからの移行記事です】
オリジナル記事作成日 : 2013.07.10
さて、前回更新で告知したネタ、行きましょうか。
もう一ヶ月少し前の話になるので、ご存じの方も多いとは思いますが。
去る6月1日に、通称ブルドッグこと、K-MP118N・P-MP118Nに乗車させていただく機会がありましたので、その時の話題になります。
起点は旭川。その後私は苫小牧までご一緒させて頂きました。
旭川のブルドッグと聞いてピンと来る方も居らっしゃいますよね。
こちらです。当ブログで以前取り上げた車でもあります。この某学校所有のバスとして活躍していたブルドッグですが、昨シーズンの運行をもっての廃車が決定。
そこで、本州と道内で1台ずつを動態保存する話が持ち上がり、実現に至ったとのことです。
場所こそ違えど、2台ともに保存されるというのは奇跡的ですね。
そもそも、このような形で現存していることすら奇跡的なのですから。本州の1台は、先日のトミーテックのイベントにも顔を出していたとのことですので、実車を見た方も多いのではないかと。神奈中の特徴をよく残すこの2台。
これからも綺麗な姿を保っていてくれることを願っています。

さて、ここからは当日の話題に移ります。
まず旭川。
スクールバス時代にハンドルを握ってらしたというドライバー氏の運転で学校を出発。
道北バス本社へと向かいます。目的は…お分かりですよね。

神奈中古×4。これは圧巻です!
左が672、右が822です。

年式で15年程度の差になりましょうか。まさかそんな「大先輩」に旭川の地で会うことになろうとは、夢にも思っていなかったことでしょう。

その後車両は増え、こんな感じに。
すべて、関東出身の車というのが面白いところです。
車庫内見学も兼ねた撮影会はおよそ1時間。
ここまでハンドルを握っていただいたドライバー氏はここでお別れとなります。

市内で給油を済ませ、移送は本番へ。
まずは滝川の道の駅まで向かいます。俗にいうお昼タイム。

ちょうど、菜の花のシーズンと重なっており、ちょうどジャンボタクシーによる菜の花畑ツアーの発着地となっていた様子。
人出も多く、流石に注目の的でしたw
そりゃあ、こんな「ネオクラシックバス」が2台揃って道の駅でたむろしてるんですから…。
菜の花畑ツアーのバスだと思っていられる一般のかたもちらほら。
菜の花畑を進むブルドッグというのも,絵になりそうです。

滝川を出ますと道の駅みかさまでノンストップ。

この区間はP-MPの方に乗車しておりました。
初期のフィンガーシフトを備えるこちら。
経年からかギアが入りにくそうな様子もちらほら。それでも順調に進んでいきます。

分かる人には分かりそうな光景.
道の駅脇の三笠市街方面へ向かう道道です。何号線でしたっけ。

さらに南下を続け、苫小牧手前のパーキングで休憩。
苫小牧市に入ります。

市内は元市営バスの運転士さんが運転を担当。
こういった運転を交代しながらの行程というのは、自家用バスならではの醍醐味なのかもしれませんね。
…大型免許が欲しくなります(その前に普通免許取れよ自分)。
市内では再び給油。埠頭へと向かいます。

ここでP-MPの方は船積みとなるためお別れ。最後の2台揃っての勇姿です。

本州到着後の様子は、既に取り上げている方が居らっしゃいますね。
本州行程も中々濃かったようです。羨ましい…。

さて、最後の区間。埠頭→苫小牧駅です。
この区間が自分にとって、恐らく最後になるであろうブルドッグの乗車区間です。
車内を見回してみると、こんなものを見つけました。

スクールバス時代の名残でしょうかね。
他にも広告…旭川電軌時代のものが残っていたりと、P-車にいたっては電軌の幕まで入ったままですからねw
こういった物をみると、今まで大切に使われてきたことがよくわかります。

製造から三十余年。北海道での活躍はその3分の2にあたるそうです。
以前は道内各地で大量に見られた神奈中ブルドッグですが、2013年になり、こうして本州への里帰りを果たせるとは思ってもいなかったでしょうね。
末永く保存されることを願っております。

最後になりましたが、今回参加を快諾して頂いた幹事様、ご一緒させて頂いた参加者様、撮影及び見学を許可していただいた道北バス様、そして多くのご配慮を頂いた学校法人様、本当にありがとうございました。
それでは、数枚の写真を貼り付けてこの記事の締めくくりとしたいと思います。

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