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札幌圏ではJHBの新車が話題のようですが、ここ旭川からも新車の話題をお届けです。
今年の夏から秋にかけ、貸切・路線各1台、計2台の新車導入が行われた旭川電気軌道ですが、この度、さらに追加で2台の新車の便りが届きました。では早速画像を…。
日付 | 2013.11.18 |
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場所 | 旭川駅前 |
型式 | QKG-MP37FM |
登録 | 【旭川電気軌道】旭川230あ2002 |
一目でおわかり頂けると思います。
旧くから三菱ふそう製の車両を好んで導入していた同社。
PJ-MP系以降は導入が日産ディーゼル/西工に一本化されていたため、久々となるふそう路線車の導入となりました。
KL-MP系の最終導入車が430代(2004年)ですから、実に9年ぶりとなります。
そもそも、純粋な路線車の導入自体、720代(2009年)以来4年ぶりです。
この型式がワンステップ車ベースのノンステップ車であることはご存知とは思います。
その成り立ち故、非常に個性的な外観を持つ車両です。
北海道でのPKG-MP系以降のエアロスターの導入事例は決して少なくはないのですが、それらはすべてワンステップ、
つまり、北海道では初めてとなる現行MP37系ということになります。
今まで同ボディの導入事例最北端は新潟交通だったそうですが、一気に北へと進出しました。
日付 | 2013.11.16 |
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場所 | 旭川電気軌道 共栄営業所 |
型式 | QKG-MP37FM |
登録 | 【旭川電気軌道】旭川230あ2001 |
では、少し細部を見てみます。
同社の車両といえば全固定複層窓を真っ先に思い浮かべる方が多いようですが、側窓はごく一般的な、いわゆる「逆T窓」となっています。
しかし、それ以外の点に関しては「旭川電軌らしさ」が随所に見られ、シートカバーや窓下に設置されたドアスイッチ、V型吊り手等が目につきます。
特筆されるのは中扉。
このボディで採光窓付き中扉を持つ車両も珍しいのではないでしょうか。
先に導入されたエルガにも言えることですが、車両仕様の標準化が進んでいる箇所もある反面、独自の仕様も随所に残る素晴らしい車両だと思っています。
折しも全国バスコレクションと題して、現行MP35/MP37系が製品化されている時期ですし、製品化も期待しています。
尚、共栄営業所構内での画像ですが、先日(11/16)に行われた貸切乗車・撮影会で撮影したもので、撮影許可を頂いた上で撮影したものです。
撮影会についてはまた後日扱おうと考えています。
最後になりますが、撮影を快諾して頂いた旭川電気軌道の皆様、そして今回この場をセッティングして頂いた主催者様へお礼申し上げます。
ありがとうございました。
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